仮想化

2009年7月 1日 (水)

サーバ仮想化研修(3/3)~コース紹介~

Shimazaki_3 富士通ラーニングメディアの島崎です。





今回で連載が最後になります。
1回目は「仮想化のニーズ」、2回目は「Solarisコンテナ」について
お話しました。いかがでしたでしょうか?

Solarisコンテナによるサーバ仮想化を体系的に学ぶことができる
『Solarisコンテナ&ZFSによるサーバ仮想化環境の構築と管理』では、
Solarisコンテナの基本的な知識に始まり、仮想化環境の設計・構築・運用各フェーズを
体系的に学習することができます。

主な学習項目は以下のとおりです。

  • 設計
     構築前にあらかじめ決めておくべきパラメータと、基本的な設計の考え方を
    学習します。
  • 構築
     基本的な構築手順に加え、ゾーンの複製(クローニング)や、
    既存環境からの移行など、仮想化の利便性を生かした使用方法を学習します。
  • 運用
     バックアップ、パッケージ管理など、通常環境にも存在する運用作業における、
    仮想化環境ならではの注意点を中心に学習します。
     また、ゾーンに対するリソース配分や物理マシン間でのゾーンの移行など、
    仮想化環境特有の操作についても学習します。

 また、実習環境にはSolaris 10の高機能なファイルシステムであるZFSを
ルートファイルシステムに適用し、ZFSの基本事項や、スナップショットなどの
便利な機能についても学習します。

詳しいコースの日程については弊社研修サービスサイトをご覧ください。
『Solarisコンテナ&ZFSによるサーバ仮想化環境の構築と管理』

むすびに
 サーバ仮想化はITインフラを最適化する上で欠かせないキーワードです。
 特にSolarisコンテナは、昨今のサーバ仮想化の広がりに先駆けて2005年に登場し、
既に多くの実績があります。
 
 Solarisの構築・運用管理に関わる方には、必ず有益なスキルとなりますので、
本コースをご受講をお薦めします。みなさまには、1人1台のマシン環境をご用意して
実機体験することができます。それでは、研修会場にてお待ちしております。

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2009年6月24日 (水)

サーバ仮想化研修(2/3)~Solarisコンテナ~

Shimazaki_2 富士通ラーニングメディアの島崎です。

前回は、
Solarisコンテナ&ZFSによるサーバ仮想化環境の構築と管理
の紹介で「仮想化のニーズ」についてお話しました。

今回はSolarisコンテナについて紹介します。

Solarisコンテナを選択する3つの理由

SPARC版Solarisを仮想化できる

 サーバ仮想化を検討する際にまず確認するのは、仮想化対象のサーバOSです。
サーバ仮想化製品やベンダーにより、対応可能なOSが異なるため、
まずこの時点で使用可能な製品が絞り込まれます。

 
SPARC版Solarisは、高性能・高信頼を求められる基幹システムとして、
多くの実績のあるOSですが、これに対応するサーバ仮想化技術は、
SolarisコンテナLogical Domains(LDoms)ハードウェアパーティショニングです。

 有名な仮想化製品であるVMware ESX、Hyper-V、Xenなどは、SPARC版Solarisには対応しません。

②サーバの機種を問わず使用できる

 SPARC版Solaris対応の仮想化技術のうち、
LDomsハードウェアパーティショニングは、使用できるサーバの機種が
それぞれ限られていますが、
 Solarisコンテナは、Solaris 10の標準機能のため、機種を問わず利用できます。
また、追加の費用もかからないので、気軽に試せる点も大きなメリットです。

③細かなリソース分割による、高密度集約が可能である

 Solarisコンテナは、LDomsハードウェアパーティショニングとは
サーバの分割単位が異なります。
 ハードウェアパーティショニングLDomsに比べて、Solarisコンテナ
分割単位が細かくなっています。
 もちろん、ハードウェアパーティショニングLDomsにも優位点があり、
障害隔離性の面ではSolarisコンテナよりも優れています。

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また、図からお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、

 ハードウェアパーティショニングLDomsは、1台のサーバを分割して、
独立した複数のOSが動いているのに対し、
 Solarisコンテナは、1つのOS上にゾーンと呼ばれる仮想OS空間を作ることで、
複数のOSに見せています。

 このように仮想化の実現方式が異なるため、
SolarisコンテナハードウェアパーティショニングLDomsと同時に使用できます。
これらを必要に応じて柔軟に組み合わせ、障害隔離性と高密度集約を
バランスよく活用できるというメリットから、Solarisコンテナは幅広いシーンで利用されています。

次回は本格的なコースの紹介をします。

Solarisコンテナ&ZFSによるサーバ仮想化環境の構築と管理

開催日程

  • 7月16日
  • 9月24日

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2009年6月17日 (水)

サーバ仮想化研修(1/3)~サーバ仮想化のニーズ~

Shimazaki はじめまして。富士通ラーニングメディアの島崎です。
「サーバ仮想化」「UNIX/Linux」関連コースの
講師・教材開発を担当しています。

今回は弊社で提供している「サーバ仮想化研修」のひとつ、
「Solarisコンテナ&ZFSによるサーバ仮想化環境の構築と管理」
週1回の合計3回連載でご紹介します。

コースの紹介の前に、まず仮想化のニーズがどこから来たのかを追ってみます。

サーバ仮想化のニーズ
 企業の情報システムの多くが90年代ごろから急速にオープン化され、
メインフレームによるホスト集中型システムから、
オープン系の分散型システムに取って代わりました。
 メインフレームに比べて安価で汎用性の高いオープン系システムが
急激に普及していった一方で、
多くのシステムが部分最適で構築・拡張され、部門ごとにサーバが乱立し、
結果的にはシステム管理が煩雑化
してしまいました。

このように「増えすぎたサーバをどうするか?」という課題への答えとして、
注目されているのがサーバ仮想化です。

サーバ仮想化のメリットはなにか?
 サーバ仮想化が注目を集めている主要因の1つがコストメリットです。

 サーバ仮想化は、複数のOS環境を1つのサーバ筐体上で同時稼動させる技術です。

 一般的なサーバは、24時間常にフルパワーで動いているわけではありません。
業務特性によって異なるものの、平均すると20%にも満たない稼働率と言われています。
 数年前までのPCサーバは、実用レベルで仮想化するほどの処理能力が
ありませんでしたが、近年はハードウェアの性能向上により、リソースに余裕が発生し、
実用レベルでのサーバ仮想化が行えるようになりました。

 そこで期待されるのが、サーバ台数の削減によるコストの圧縮です。
余剰ハードウェアの削減は、単にサーバハードウェアの購入費用だけではなく、
電力消費・排熱・設置面積・ハードウェア保守などによるランニングコストも含めた
TCOの削減
につながります。
 また、グリーンITの観点からもサーバ仮想化には大きな期待が寄せられています。

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次回はSolarisコンテナについてお話します。

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