サーバ仮想化研修(1/3)~サーバ仮想化のニーズ~
はじめまして。富士通ラーニングメディアの島崎です。
「サーバ仮想化」「UNIX/Linux」関連コースの
講師・教材開発を担当しています。
今回は弊社で提供している「サーバ仮想化研修」のひとつ、
「Solarisコンテナ&ZFSによるサーバ仮想化環境の構築と管理」を
週1回の合計3回連載でご紹介します。
コースの紹介の前に、まず仮想化のニーズがどこから来たのかを追ってみます。
サーバ仮想化のニーズ
企業の情報システムの多くが90年代ごろから急速にオープン化され、
メインフレームによるホスト集中型システムから、
オープン系の分散型システムに取って代わりました。
メインフレームに比べて安価で汎用性の高いオープン系システムが
急激に普及していった一方で、
多くのシステムが部分最適で構築・拡張され、部門ごとにサーバが乱立し、
結果的にはシステム管理が煩雑化してしまいました。
このように「増えすぎたサーバをどうするか?」という課題への答えとして、
注目されているのがサーバ仮想化です。
サーバ仮想化のメリットはなにか?
サーバ仮想化が注目を集めている主要因の1つがコストメリットです。
サーバ仮想化は、複数のOS環境を1つのサーバ筐体上で同時稼動させる技術です。
一般的なサーバは、24時間常にフルパワーで動いているわけではありません。
業務特性によって異なるものの、平均すると20%にも満たない稼働率と言われています。
数年前までのPCサーバは、実用レベルで仮想化するほどの処理能力が
ありませんでしたが、近年はハードウェアの性能向上により、リソースに余裕が発生し、
実用レベルでのサーバ仮想化が行えるようになりました。
そこで期待されるのが、サーバ台数の削減によるコストの圧縮です。
余剰ハードウェアの削減は、単にサーバハードウェアの購入費用だけではなく、
電力消費・排熱・設置面積・ハードウェア保守などによるランニングコストも含めた
TCOの削減につながります。
また、グリーンITの観点からもサーバ仮想化には大きな期待が寄せられています。
次回はSolarisコンテナについてお話します。
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