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2008年2月

2008年2月28日 (木)

組込み一直線
「プロジェクトマネージャー」として大成するには(2)

Masuda みなさん、こんにちは
(株)富士通ラーニングメディアの増田です。

今回も引き続き、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事、組込み一直線をご紹介します。

今回も、「プロジェクトマネジメント」についてです。

前回の記事はこちら

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さまざまなステークホルダーとの関わり
 前回に述べたとおり、プロダクトマネージャーやハードウェアのプロジェクトマネージャーとの折衝も重要ですが、部品や測定器などのベンダーや外部の委託開発会社とのコミュニケーションも忘れてはなりません。これは一般的にソフトウェア開発のプロジェクトマネージャーとの違いでもあります。例えば、部品やそのドライバソフトの自分たちのアーキテクチャとの相性や実績などは、もちろん事前検証も必要ですが、ベンダーとのしっかりしたコミュニケーションがあってのことです。また、開発を委託する場合も、その会社の技術力と自分たちのハードウェアアーキテクチャとの相性を見極めたり、製品のコンセプトをしっかり伝えるためにもコミュニケーション力が要求されるでしょう。

 組込み系のプロジェクトマネージャーは、とにかくいろいろな人とコミュニケーションを取る必要が数多くあり、その場面ごとで話し合いをし、的確な決断をしなければなりません。そのために幅広い知識と多くの経験が要求されるのです。開発がコンカレントということを意識し、ステークホルダなどさまざまな人々とのコミュニケーションをもってプロジェクトの調整をしっかりできるかどうかがポイントになります。 

現場で成果を上げるポイント
・コンカレントを意識して、特にハードウェアのプロジェクトマネージャーと意思の疎通(すり合わせ)を図る
・ハードウェア開発の基礎知識を身につける

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次回も、引き続き「プロジェクトマネジメント」についてです。

▼ご感想やご意見、
「このようなテーマを取り上げてほしい」など、お気軽にコメントにてお寄せください!

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2008年2月26日 (火)

組込み一直線
「プロジェクトマネージャー」として大成するには(1)

Masuda みなさん、こんにちは
(株)富士通ラーニングメディアの増田です。

今回も引き続き、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事、組込み一直線をご紹介します。

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 「開発エンジニア」、「テストエンジニア」と組込み系の現場で成果を上げるためのポイントや必要なスキルを紹介してきた「組込み一直線」。4回にわたり、開発エンジニアやテストエンジニアが目指すキャリアの1つである「プロジェクトマネージャー」を取り上げます。組込み系の特徴であるコンカレントな開発現場で、プロジェクトマネージャーに求められるのはよりいっそうの調整力です。そこではじめの2回では、プロジェクトをコントロールするための基礎として必要なコミュニケーションを中心に、現場で成果を上げるためのポイントを紹介します。 

1プロダクトに2人のプロジェクトマネージャー

 大きな枠組みで言うと、組込み系のプロジェクトマネージャーだからといって特に必要なスキルというものはなく、IT系のプロジェクトマネージャー向けにも使われるPMBOK(Project Management Body of Knowledge)の知識エリアで定義されているような、スケジュールマネジメント、コストマネジメント、スコープマネジメントなどのスキルが求められます。しかしそのような中でも組込み系の現場ではとりわけ「コミュニケージョンスキル」、つまり「対人的な調整力」を身に着けておく必要があると言えるでしょう。

 組込み系のプロジェクトマネージャーの大きな特徴として、“2人のプロジェクトマネージャーが開発に携わる”ことがあげられます。ハードウェアを開発するプロジェクトマネージャーと、そのハードウェア(ターゲット)で作動するソフトウェアを開発するプロジェクトマネージャーです。また、これに加えてプロダクトを統括するプロダクトマネージャーが存在する場合もあります。それぞれが役割分担をして1つのプロダクトを作り上げていくのです。そのため、組込み系の開発が「すり合わせ開発」と呼ばれることもあるように、複雑とも言える関係の中での調整していく力が非常に重要になります。この“すり合わせ”をキーワードとして、組込み系ソフトウェアのプロジェクトマネージャーを考えてみて下さい。

組込み系ソフトウェアのプロジェクトマネージャーがすべき“すり合わせ”
 組込み系の開発では、実際の開発の前にどういった市場やユーザーをターゲットにするのかというところから戦略を立て始めます。そしてそこからどのようなハードウェアが必要になって、そのために必要なソフトウェアは何か、と考えを組み立てていくのです。お客さんから「こんなものを作ってほしい」と依頼される、いわゆる受託型の開発スタイルではないので、目的地(コンセプト)を決めることがプロジェクト当初にやるべきことになります。

 例えばアーキテクチャを考える場合に、ある機能をソフトウェアかハードウェアのどちらかで実現する必要があるとします。この場合、コスト、時間、人的資源などを鑑み、プロダクトマネージャーやハードウェアプロジェクトマネージャーと一緒になって考えます。立場によってソフトウェアの制御と、ハードウェアでの制御がのどちらにするのかといった判断は意見が割れることが多々あるでしょう。そこで、プロダクトマネージャーのリードのもと、3者が協力して的確な着地点を見つけることが必要となるわけです。

 上記以外にも組込み系ソフトウェアのプロジェクトマネージャーがすべき開発前の準備は実に多岐に渡りますが、開発がスタートすればさらに他の調整をしなければなりません。ソフトウェアの開発は、ハードウェアとコンカレント(同時進行)であるため、とりわけハードウェアのプロジェクトマネージャーと密にコミュニケーションを取ることが大切になります。進捗状況やコストのことなど、相互に伝達と確認をしっかりとして、認識をすり合わせなければなりません。このためハードウェアに関する知識も必須と言えます。どんな部品を使うのかはもちろん、どういう動作をするのか、コストはどれくらいか、ハードウェアを開発するのにどういった工程で、それぞれどれくらい時間が必要かなど、ハードウェアの開発の進め方も知っておくべきです。そこがしっかり把握できていると、ハードウェアのプロジェクトマネージャーとコミュニケーションを取って、あらかじめ自分たちのリスクを予見することもできます。

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次回も、引き続き「プロジェクトマネージャ」についてです。

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2008年2月21日 (木)

組込み一直線
「テストエンジニア」で一歩先行くためには(2)

Masuda みなさん、こんにちは
(株)富士通ラーニングメディアの増田です。

今回も引き続き、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事、組込み一直線をご紹介します。

今回も、「テストエンジニア」についてです。

前回の記事はこちら

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仕事のできる「バグ人間」って? 
テストエンジニアのとるべきキャリアアップの道筋とは

 テストエンジニアとして頭一つ抜けるには、まずは境界値分析や状態遷移テストなどのさまざまなテスト手法や統計的手法(直交法、田口メソッド、シックスシグマなど)など、テストに関する知識を身につけることです。そうして基礎力を身につけた上で、次はテストの勘所を押さえることが大切になります。これは日々の業務を通して取得していくのが一番の近道でしょう。また、開発の経験がなくても開発に関しての知識を習得したり、仕様について勉強することなども大事です。開発や仕様の知識がある方が的を得たテストケースの作成やテストの実施できますからね。ただ与えられた検査をするのではなく、その意味や意義を考えながらテストをすることは、バグ発見の確率を高めます。

 テストエンジニアの中には、「彼が試験すると、問題が発生してしまう」という“バグ人間”がいます。他の人が同じ事をやっても、どうしても発見できないバグを見つけるスキルを持っている人です。その人のやり方を見ていると、たとえばボタンを連続して3回押すという検査でも、ただ一定のリズムで押すのではなく、1回目と2回目の間に時間をおいたり、2回目を長時間押し続けてから3回目を押すなど、普通ではないやり方をしています。その人は「本当に大丈夫か?」という疑念を抱きながら、さまざまな状況を自ら設定して検査を行なっているのです。このような意識の持ち方、検査の行ない方はとても重要なことです。

 また、検査の内容をしっかりと記録するということも重要です。バグを発見した場合、どういう手順で検査を行なったのか、直近の作業だけでなく、そこに至る過程をもっと前の状況から記録しておきます。そうしないとそのトラブルを再現しようとしても、再現できなかったり、原因が特定できなかったりすることが起こり得ます。すぐれたテストエンジ二アは人が見つけられないバグを発見し、そのバグについて再現性のあるレポートがしっかり書け、問題解決のヒントを提供してくれる人だと言えるでしょう。

 テストエンジニアのキャリアアップの道筋は、テストエンジニアのプロを目指すという方法がまずあるでしょう。たとえば納入先の検査である「受け入れテスト」は、最終段階なので熟練者が行ないます。ただ、このような熟練者(プロ)もいろいろなエンジニアとしての経験を積んだ上でのキャリアです。また、テストの計画、管理、分析などを行なうテスト管理者という道もあるでしょう。いずれにしても、テストエンジニアだけでいたのでは大きな成長は難しいと言えます。開発を経験し、開発のプロを目指すとか、全体をマネージメントするプロジェクトマネージャーを目指すというのもよいでしょう。今はエンジニアとして経験が浅くても、このテストエンジニアをスタートに、ぜひとも組込み系エンジニアのプロを目指して欲しいと思います。

現場で成果を上げるポイント
・限られたコストと時間内で効率よく改善の提案をする
・基礎力とともに日々の現場からテストの勘所を磨く
・テストエンジニアだけでなく、さまざまな経験を積む

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2008年2月19日 (火)

組込み一直線
「テストエンジニア」で一歩先行くためには(1)

Masuda みなさん、こんにちは
(株)富士通ラーニングメディアの増田です。

今回も引き続き、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事、組込み一直線をご紹介します。

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 組込み系の現場で成果を上げるためのポイントや必要なスキルを紹介している「組込み一直線」。
今回から2回は、製品が市場に出てから不具合を修正するのが非常に困難な組込み系ソフトウェア開発において、品質を握る存在となる「テストエンジニア」を取り上げます。テストエンジニアが現場で担う役割りや陥りやすいテストの失敗の原因とは何か。そしてテストエンジニアとしてキャリアアップしていくのに必要なマインドとスキルとはどのようなものかに迫ります。

適正な時間とコストで目的の品質に導くのがテストエンジニア
 テストエンジニアとは、その名のとおりテスト、つまり不具合(バグ)を検出し、品質を検証するエンジニアのことを言います。しかし一口にテストと言ってもさまざまです。「品質」のテストでは、要件が満足できているかを確認する機能性の検査や、信頼性、使用性、効率性、保守性などの非機能性の検査があります。また、「手法」のテストでは機能を確認するためのブラックボックステストや、処理の流れや構造を確認するためのホワイトボックステスト、経験ベースのエラー推測、最終的にお客様に満足していただけるレベルであるかを検査する総合(受け入れ)テスト、不具合を修正後にその修正によって新たな問題がないかを検査する回帰(リグレッション)テストなどがあげられます。このように、多種多様な検査を経て、組込み系ソフトウェアの品質は高まっていくのです。

 とはいえ、品質を高めるために時間やコストを無制限に使えるわけではありません。そこでテストエンジニアには、どこまでいつまでテストをするか、適正な時間とコスト内で効率的なテストを行ない、目的とする品質に近づけていくスキルが必要となります。つまり、言い換えればテストエンジニアはいかに「限られた時間内で効率よく改善の提案ができるか」で、評価が決まる仕事だと言えます。

現場でよくあるマイナスポイント
 実際のテストの現場でありがちなのは、しっかりしたテストケース(入力するデータ、処理内容、想定する結果をセットにしたもの)を作らず、あいまいな行なわれ方をしているという点でしょう。思い付いたケースから検証が行なっていくので、その結果バグが見つかったとしてもしっかりと順序立てた手順が踏めておらず、網羅性に欠けていたり、記録として不確かで不具合の流出原因もしっかりと分析できないことも多いようです。またそのような現場では、往々にして作業の進捗が把握できておらず、スケジュール管理もあいまいと言えます。その結果、後で大きな問題を引き起こしてしまいがちで、お客様はもちろん、会社や開発者自身にとっても不幸な結果となってしまうのです。組込み系のソフトウェアは、製品が世に出てからの修正をすることが非常に困難で、回収となれば何十億円という負担が発生してしまうこともあります。また、社会に与える影響も大きいので、仕事に対する意識をより高く持たなくてはなりません。

 テストはこのように重要な項目に関わらず、コスト面などから、一般的にエンジニア経験の浅い人が担当することが多いようです。そういう状況もあり、微妙な不具合を発見するのは難しかったりするのも現実です。しかし、そこで優秀なテストエンジニアとして確かなスキルを身につければ、エンジニアとして大きく成長できるでしょう。

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2008年2月15日 (金)

組込み一直線
「開発エンジニア」で一歩先行くためには(2)

Masuda みなさん、こんにちは
(株)富士通ラーニングメディアの増田です。

今回も引き続き、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事、組込み一直線をご紹介します。

今回も、「開発エンジニア」についてです。

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一歩抜け出すには、特定のスキルをあげること
 組込み系開発の仕事で求められるスキルで第一にあげられるのがコミュニケーション能力と言えるでしょう。開発に関わるあらゆる人、たとえば先に述べたような外部でミドルウェアやCPUなどの部品やOSを提供してくれるメーカーや内部のハード開発者など、実にさまざまな人とコミュニケーションを取る機会があるからです。彼らとは開発のすり合わせを行なったり、そこから仕様書に書かれていること以上の情報を得なくてはなりません。しかし、このためにはメーカー担当者らと会話の理解度のレベルが同じである必要があります。そのための知識や情報を持っておくことは大切です。

 知識、情報を持つことにおいては、組込み系開発エンジニアとしての個々の勉強以外に教育が重要になります。社内外のさまざまな講習会やOJT(On the Job Training)によって、組込み系開発に関するナレッジを蓄積していくことです。そうすることで個々の得意分野や専門性も出てくるでしょう。

 高める専門性は、ロボット制御やネットワーク制御などの特定技術に詳しいドメインスペシャリストや、開発プロセス改善スペシャリスト、高い品質を提供するためのQAスペシャリスト、効率よい開発環境を提供する環境エンジニアなどが注目です。これらの専門性を備えていれば、組込み系開発プロジェクトを円滑に進めるキーパーソンとして重宝がられるでしょう。

 組込み系に限ったことではありませんが、他者から見てわかりやすい、見えやすいスキルを身につけるとよいでしょうね。ドメインスペシャリストや環境エンジニアなどは、どんな仕事ができるのか、どのようなスキルがあるのかがわかりやすいと言えます。まずはその道のスペシャリストになることが、組込み系開発エンジニア・リーダーへの近道です。

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2008年2月 7日 (木)

組込み一直線
「開発エンジニア」で一歩先行くためには(1)

Masuda みなさん、こんにちは
(株)富士通ラーニングメディアの増田です。

現在、組込みソフトウェア開発の教育を担当しています。
約20年、主にネットワーク機器のソフトウェア開発に携わってきました。

今回より、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事、組込み一直線をご紹介します。

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 経済産業省の調べによると、組込み系エンジニアは毎年10万人単位で人材が不足しているとのこと。詳しくみると現場では各フェーズをまとめるリーダーの不足が深刻になっているようです。実際に組込み系エンジニアとして働く者の視点で言えば、各部署でリーダーを目指すことが、多くのエンジニアが望むキャリアアップでしょう。そこでこの連載では、組込み系エンジニアの職種を「開発エンジニア」「テストエンジニア」「プロジェクトマネージャー」の3つに大別し、それぞれの現場で成果を上げるためのポイントや必要なスキルを紹介します。まず取り上げるのは、「開発エンジニア」についてです。

ハード上での開発ができない「組込み系開発」
 組込み系開発エンジニアの仕事について、解説する前に今一度「組込み系」とは何かについて確認しておく必要があります。組込み系とは、ある特定の目的や用途のために作られたハードウェア(携帯電話やデジタルカメラなどの専用装置)専用のソフトウェアのことを指します。

仕様どおりに動かない部品に注意!
 組込み系開発エンジニアの仕事では、いろいろなLSI(Large Scale Integration)部品やデバイスドライバ、ミドルウェアなどの部品を駆使して作り上げていきます。そこで必要になるのが、それら部品についての知識です。各部品の特性や相性などを理解していないと、性能を引き出すことができませんし、それ以前に稼働させられないことも考えられます。新たに仕事をするときに、部品の仕様書などの理解にも大きく影響します。組込み系開発エンジニアの仕事をするなら、ハードウェアであるターゲットが属する分野のある程度の知識や情報は持っておくべきでしょう。

 しかし、ただ情報を持っていればうまくいくのかというと、そうでもありません。実はそれらの部品やミドルウェアは、ドキュメントが不十分であることが多く、また仕様書どおりに動かないものも珍しくありません。私が経験したことでこんなことがありました。

 組込み系の開発では、OSの処理速度の即時性(リアルタイム性)が求められることが多く、そのスピードはたとえば、μs(マイクロセコンド:1/1,000,000秒)・パー・オーダーのレベルを実現しなければならないこともあります。しかし、ある制御信号に関する処理が間欠的にうまく動かない。プログラム・バグや回路のバグ、ハードウェア部品の不具合の可能性を考えながら、ロジアナ(ロジックアナライザー)などの測定器で原因を調査しました。すると、即時性を実現するための組込み用OS(リアルタイムOS)を使って開発を進めていたのですが、その即時性が実現できていないことが原因であることが判明しました。そこでOSのメーカー担当者に現場に来てもらい詳しく話を聞くと「その速度は、ある特定のCPUを使うときだけに実現される速度で、それ以外は適用されない」と、当たり前のように言うのです。私たちは違うCPUを使っていたので、その速度は出なかったというわけです。しかし、そのことは仕様書には書かれていません。

 つまり、組込み系開発では、ドキュメントや仕様書に書かれていることをすべて頭から信じるのではなく、使う前に情報を収集する、あるいは、自分たちで実際に確かめる検証作業を大切にするといったリスクヘッジが必要と言えるでしょう。よい言い方ではありませんが、ある程度疑ってかかるということも時としては必要なわけです。ただし、何でも疑えばいいというのではありません。すべてを検証していたら時間がかかりすぎます。まず知識と情報があって、その上で実際に使ったり測定をしたりなど自分で確かめた上でのことです。そのためにはソフト、ハード、測定など、組込み系開発の仕事に関わる広く深い知識が必要ですし、メーカーの人との十分なコミュニケーションも必要不可欠です。

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次回も、引き続き「開発エンジニア」についてです。

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組込み一直線
~はじめに~

20_3みなさん、こんにちは!
(株)富士通ラーニングメディアの福田です。

東京は、3日おきに雪がふるなど、寒さが続いています。
体調を崩されないよう、ご注意くださいね!

さて、今回は、今後の記事を、ご紹介します!

▼今後の記事テーマ

11月に記事として取り上げました「組込み」について、再度連載していきます。
組込みに関する記事はこちら

組込み技術者は約10万人不足しているなど、深刻な状況のようです。
今回は、組込み系技術者が、それぞれの現場で成果を上げるためのポイントや必要なスキルについて、取り上げていきます。

今回は、ASCII.jp キャリア(http://ascii.jp/cate/21/)に連載の記事をご紹介します。

引き続き、皆様に役立つ情報を公開してまいりますので、ご期待ください!

▼ご感想やご意見
是非、このブログのコメントに、ご意見・ご要望をお寄せいただければ幸いです!
記事の下にある「コメント」の部分をクリックしていただくと、コメント欄が表示されます。
お名前、メールアドレスも入れずに入力できますので、是非お気軽にコメントをお寄せください!!
また「このようなテーマを取り上げてほしい」もお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします!

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2008年2月 1日 (金)

人気研修ランキング

20_3みなさん、こんにちは!
(株)富士通ラーニングメディアの福田です。

少し間があいてしまいました、申し訳ありません!
もう2月になってしまいました、早いものです。
東京は、1月から寒い日が多くなりました。
去年が暖冬だっただけに、寒さが身にしみます。
皆様も、体調をくずされないよう、お気をつけください!

さて、今回は趣を変えて、最近の人材育成のトレンドを絡めながら、講習会のご紹介をしたいと思います。

■トレーナーの上司・先輩向けのコース
 前回の記事でも取り上げましたが、新人向けの研修が重要であるとともに、新人を迎える側の組織に対する教育のニーズがあります。
 また、この1・2年はOJTを実施するトレーナー向けの研修のみならず、トレーナーの上司または先輩向けの教育ニーズがあがってきました。
 このニーズの背景には、何があるのでしょうか?   
 バブル崩壊後、企業は採用を差し控えていた時代が長く続きました。
 これにより、それまで企業内にあった、「現場で教える」という文化が薄れてしまいました。今、景気も回復し、各企業とも多くの新入社員を採用するようになりましたが、不況時代の影響があり、新入社員を迎える組織に受け入れ態勢が整わない、また、どのように新入社員を育成したらいいかわからないという「組織の歪み」がでてきているようです。 
 当社はこのニーズに対応して、トレーナーの上司・先輩向けの研修の提供を開始しています。
 是非、ご利用ください!!
 トレーナーズトレーナー トレーニング 

■人気研修ランキングからみるトレンド
2007年4月~9月の当社定期講習会の人気ランキングです。
4月~9月は、若手の方が受講されるのか、基礎コースやプログラミング言語系のコースが多くランキングします。
最近の特徴として、COBOLプログラムの研修の人気の高まりでしょうか?
以前は、C言語、JAVAの人気が高かったのですが、COBOLの人気も高まってきました。

2007年問題など技術者不足が背景にあるかもしれません。

1位  ネットワークの基礎                               
2位 UNIX/Linux入門                            
3位 Javaプログラミング1(JavaSE6)                   
4位 システム管理者のためのWindows Server 2003          
5位 COBOLプログラム(基礎編)                         
6位 データベース基礎
7位 LAN/WANの構築実習・実践トレーニング(Cisco編)
8位 プロジェクトマネジメントの基礎
9位 VB2005プログラミング入門
10位 情報セキュリティ対策実践トレーニング
   ~基礎から学ぶ、技術的対策からISMSまで~

是非、研修計画にお役立てください!

▼ご感想やご意見、
  また「このようなテーマを取り上げてほしい」など、
 お気軽にコメントにてお寄せください!

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