「即戦力」エンジニアをどう育てる?
新人研修最新トレンド
~新人エンジニア育成のポイント~(3)
みなさん、こんにちは!
(株)富士通ラーニングメディアの福田です。
今回は、前回に引き続き、新人研修に関する記事(最終回)です!
一回目の記事はこちら
二回目の記事はこちら
この記事は「@IT自分戦略研究所」に掲載されたものを再編集して掲載しています。
この記事は、三回に分けて掲載いたしました。
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■トレーニングが必要なのは新人だけではない
新人育成で重要なのはOJTトレーナーなどの先輩社員の存在だ。先輩社員次第でその後の新人の成長に大きな影響があるといっても過言ではない。
「新人がモチベーション高く配属されても、OJTトレーナーとその上司によって新人が育つか育たないかということが大きく左右されます。配属された部署によって新人の育ち方が全然違ってきてしまうというお客さまの声もあります。組織として新人をどう育てるのかという観点から対策を考えなければなりません」
富士通ラーニングメディアでは、従来のOJTトレーナー向けの研修に加え、OJTトレーナーの上司に向けた研修の提供も開始した。OJTトレーナーを含めて、配属先の部署に組織として新人を受け入れ、サポートするために準備をすることも非常に効果的だろう。
■新人研修に大事なことは「コンセプト」
新人研
修を考える際に最も重要なことは、「どういうコンセプトの元に新人研修を行うかを考えること」だと越野氏は話す。
富士通ラーニングメディアでは新人研修を「キャリア形成の土台作り」と位置付け、「技術面、ビジネスリテラシー、心構え」それぞれにおいて、基礎となる部分を徹底的にマスターさせるべく、研修カリキュラムを作成しているという。
「技術は1つ1つのテクノロジを点として理解するのではなく、それぞれを有機的につないで面でとらえる必要があります。コンピュータはどうやって動いて、プログラムって何なのか?、そういった基礎的な部分について『なるほど、そういうことか』というふうに気付くことで、そこから先のスキルもすっと頭の中に入ってきます。将来現場で必要となる能力というのは、こうした基礎的な部分をしっかりと踏まえた先に身に付けられるものだと思います」(越野氏)
知識やスキルを積み重ねる土台部分をしっかり構築し、そこに「なるほど」といった小さな発見や理解が得られることで、勉強したことが身につけやすくなるという好循環を生む。これはビジネススキルやヒューマンスキルでも同じことがいえるだろう。
■研修会社に依頼するという選択
ここまで、新人研修の重要なポイントやトレンドを挙げてきたが、こうした事柄のすみずみまで研修担当者が考え、企画立案をし、実際に研修を実施するところまで行うのは大きな負担だ。そこで教育のプロである研修会社に企画から実施までを依頼するのも1つの方法だろう。では、複数存在する研修会社の中で最適な研修会社を選択するポイントは何かを聞いた。
「新人研修を1つのサービスと見たときに、どこまでフォローしてもらえるかが重要だと思っています」と三原氏。
新人研修は数カ月間をかけて新入社員を教育していくが、複数の講師が研修に当たるという場合もある。そうしたときに講師間の連携や情報の共有など裏方の部分まで含めた、トータルでのサポートができるかどうかが重要だという。
「どの程度のサポートが期待できるかは、研修会社に対して、自社の新入社員数や研修の大まかな内容を話し、同様の新人研修の実績がどのくらいあるかを聞くことが1つです。研修ノウハウは、実績の積み重ねでレベルが高まっていきますから。経験値は重要な指標になります。さらにいろいろな角度から疑問や課題を質問してみて、その回答内容から比較検討するのがよいでしょう。当社はいままでに多くの企業様の新人研修を担当した経験があり、2007年度は約250社4900人の研修実績があり、その研修ノウハウの蓄積には自信があります」と越野氏は胸を張る。
新入社員が数十名規模の企業であれば、研修会社に委託するのもコスト的に許容されるだろうが、新人が数名規模の企業の場合にはあまりにコスト高にならないだろうか。同社の場合には、新人が少人数の企業様向けにオープンコースを用意している。複数企業の新人が同じ会場で研修を受けることによって、1社あたりの費用負担を軽減できるという。また、他社の新人と同じクラスで研修を受けることにより適度な緊張感や競争心など、交流による効果もあるという。
「三つ子の魂、百までも」は社会人にも当てはまる。企業にとって有益な人材となるかどうかは新人時代の育成にかかっているといっても過言ではない。
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