
こんにちは。スキル診断を担当している川村です。
いよいよ弊社から、ITスキル標準V3 2008に対応する
SkillCompass(R)がリリースされました。新たに、レベル1、2共通職種のスキルを診断する機能が追加搭載されています。ご興味がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください!
さて、一般に市販されている診断ツールを使ってスキル診断をおこなう際に、「ITスキル標準(ITSS)が自社の業務にマッチしないのではないか・・・」と懸念されるお客様は多いのではないでしょうか。いまや企業のビジネス形態や、そこで働く人材の役割は多様化し、単にスキル標準を使って診断をすれば何とかなるだろうという考えは通用しなくなりつつあります。
確かに、ITスキル標準であれ、情報システムユーザースキル標準(UISS)や組込みスキル標準(ETSS)であれ、定義されている内容をそっくりそのまま自社の業務に当てはめようとしても上手くはいきません。「うちの業務内容はITSSにマッチしないから、UISSで診断できないか」というご相談を頂戴することがありますが、ただ単に使用するスキル標準を変えるだけでは、本質的な問題の解決にはなりません。
これらスキル標準はあくまでも『ものさし』ですから、自社の業務に関連付けるために、それを使って何をどのように測るかを、利用する側が主体的に考え、活用する必要があります。しかしながら、辞書のように膨大な情報が盛り込まれたITスキル標準を使いこなすには、それなりの時間と労力が必要です。今回は、その負担を少しでも軽くしていただくために、以前に私たちがスキル診断のお手伝いをさせていただいたA社様の事例をご紹介します。
下図は、A社様と弊社が情報システム部門のスキルの棚卸しをおこなった際のイメージです。
自社の情報化を企画・推進する「ITストラテジスト」という人材モデルを策定し、現状の業務内容を洗い出しました。洗い出した業務内容を作業項目に分け、それぞれに必要なスキルをITスキル標準から引用して、人材モデルに必要なスキル定義を独自に編成しました。
このようにして、ITスキル標準を活用して自社に必要なスキルの棚卸しをおこなった後、策定した人材モデルをSkillCompass(R)の診断システムに搭載しました。このカスタマイズの結果、A社様の人材によりマッチしたスキル診断を実施し、診断した結果を、人材育成計画の立案や人事評価の参考情報として、有効に活用できるようになりました。
ちなみにA社様では、3つの人材モデルの策定とこのカスタマイズに対し、人材育成担当者2名が携わり、期間は約2.5ヶ月を要しました。このように、市販の診断ツールをカスタマイズするには相応の時間と労力が必要です。
導入にかかるコストを抑えるために、診断はITスキル標準のフレームワークに則って実施し、その結果を自社の目的に応じて集計、分析する方法もあります。また、市販の診断ツールを使用する以外にも、表計算ソフトなどによる簡易的な診断シートを自社で作成するなどの方法も考えられるでしょう。
いずれにせよ、自社をスキル標準の枠の中に無理やり当てはめるのではなく、自社に必要なスキルが何なのかをベースに置いて、スキル標準に定義されている各要素を「部品化」するという視点が必要です。これにより、自社の目的にかなった診断結果を取得し、分析することが可能となります。弊社には、過去にSkillCompass(R)をご利用いただいたお客様の診断結果の情報が豊富に蓄積されており、これらを活用した多角的な分析や、分析結果から人材育成の指針やポイントを導出するためのご支援もおこなっています。
スキル診断にITスキル標準を活用すると言っても、その方法は様々で、どれが最適なのかは企業によっても異なります。スキル診断についてお悩みのことがありましたら、どんなに小さなことでもお気軽にご相談ください。お客様にとって最適な解決策を探すお手伝いをさせていただきます。
◆スキル診断サービス 『SkillCompass(スキルコンパス)』シリーズhttp://www2.knowledgewing.com/m_service/ost/skill/skill.html
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